スマートウォッチというとランニングや水泳時のスポーツをするときの計測に使うイメージが強いです。
一番有名なApple WatchはiPhoneと連携してアプリが使えたり、キャッシュレス機能なども利用することが出来、
スマホと違った便利機能を搭載したスマートウォッチもあります。
Apple社のApple Watch以外のスマートウォッチでも様々機能を搭載しているデバイスがあり、
睡眠管理機能や音声認識機能を搭載したものもあります。
スマートウォッチは各メーカーから販売されてきて多種多様となってきましたが、
スマートウォッチを一言でいうと「活動量や睡眠を見える化するガジェット」になります。
私がスマートウォッチに興味を持ったのは不眠症で悩んでいたのがきっかけです。
寝つけない日々が続き、なんとなく横にはなっているがいつ寝れているのか分からない状況でした。
そこで調べていたら、睡眠状態を計測できるFitbit社のスマートウォッチを知りました。
Fitbit社以外にも睡眠計測が出来るスマートウォッチはたくさんあります。
そしてスマートウォッチというカテゴリーにはフィットネストラッカーというカテゴリーがあり、
Fitbitは活動量計測に特化したフィットネストラッカーに分類されます。
見た目は同じに見えても機能が全然違うのです。
こんな方に読んでほしい スマートウォッチってどんな事が出来るの?
Apple Watchは知ってるけど他にはどんなものがあるの?
いろいろ機種があるけど違いがわからない
今回は 「Fitbit」と「Apple Watch」の違いについてわかりやすく説明します。
合わせて読みたい
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\これを読めばFitbit の全てが分かる!!/
目次
「Fitbit」と「Apple Watch」はどんなスマートウォッチ?
スマートウォッチとひとくくりで言っても機能面ではかなり異なります。
「Fitbit」と「Apple Watch」はそれぞれどんなモデルがあるのでしょう。
Apple Watchのモデル
Apple Watchには大きく分けて、「GPSモデル」と「GPS+セルラーモデル」があります。
GPSモデル
:単体で通信が出来ない。iPhoneと連携して通信する。
GPS+セルラーモデル
:単体で通信が出来る。通信費用がかかる。
Apple Watchと言っても、2モデルで大きく仕様が異なります。
また、「GPS」か「GPS + セルラー」にするか以外にも選択肢として、本体の素材の違いがあります。
Apple Watch Series 6モデルの場合
- アルミ GPS、GPS + セルラー
- ステンレス GPS + セルラーのみ
- チタニウム GPS + セルラーのみ
- セラミック GPS + セルラーのみ
つまりアルミ以外のApple Watchが使いたい場合はGPS + セルラーモデルとなってしまいます。
GPS + セルラーモデルを選んでもセルラー契約をしなければ、実質GPSモデルとして使用する事ができます。
その場合は月額の通信費もかかりません!
セルラーモデルの月額費用
セルラーモデルは下記の3キャリアのみでiPhoneのキャリアと同じ事が条件となります。
キャリア | 月額費用 |
DoCoMo | ¥500/月 |
au | ¥350/月 |
softbank | ¥350/月 |
格安SIMでiPhoneを使うならGPSモデル
格安SIMでiPhoneを使っている、使いたいという方はGPSモデルとなります。
つまりApple Watch単体で通信が出来ないというを覚悟できれば格安SIMで行けるのです。
それは使い方次第となりますがぞーさん的にはiPhoneは基本身の回りにあるのでそんなに支障はないと思います。
格安SIMで無駄な月額費用をかけたくないという方には、格安DTI SIM がおすすめです。
Fitbitのモデル
こちらも様々なモデルがあります。
その中でも睡眠管理をするモデルとなると、「Fitbit Chargeシリーズ」か「Fitbit Versaシリーズ」になります。
こちらの2モデルですが、Apple Watchと比較すると実はスマートウォッチというよりは、フィットネストラッカーと見ていただいた方が良いです。
つまり、Fitbitは活動量データを管理することに特化したスマートウォッチになります。
見た目も大きく違いがあり、
- Fitbit Chargeは細身
- Fitbit Versaは画面が大きい
という特徴になります。
今回は「Apple Watch」、「Fitbit Charge」、「Fitbit Versa」の3モデルで比較してみます。
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\Fitbit の新機種が2020年10月2日に発売されました!/
「Apple Watch」と「Fitbit Charge/versa」が共通して出来る便利なこと
「Fitbit」と「Apple Watch」をカテゴリーで分けると
- 「Apple Watch」はスマートウォッチ
- 「Fitbit」はフィットネストラッカー(スマートウォッチ風)
となります。
カテゴリーで分けるとFitbitは活動量計測に特化したフィットネストラッカーとなり、Apple Watchとは異なります。
同じ土俵で比較するにはちょっと違います。
しかしFitbitも優れた機能を搭載してます。
「Fitbit」と「Apple Watch」の共通機能
通信機能
カバンに入っているスマホの通知を受け取れるのは便利です。
カバンにしまっているとリアルタイムにチェックできないことが多々あります。
心拍数、歩数、サイクリング、ランニング等の活動量計測
スマートウォッチの基本機能、活動量計測になります。
どちらも計測結果はスマホに連携して確認する事が出来るのでとても管理が楽です。
スマートウォッチを利用したら活動量を毎日チェックして、健康への意識改善効果は期待できます。
睡眠管理
これは私が一番使いたい機能です。自分がどれだけ深い睡眠を取れているのか。
これを管理したいのです。
睡眠をデータとして見える化されるのはスマートウォッチの機能としてポイントが高いです。
しかも毎日計測され、データ分析も出来ます。
しかし、どのようにして睡眠計測って出来るのでしょうか。
どうも心拍数の変化で判断しているようです。
詳細についてはこちらの記事を見てみてください
▽関連記事
そもそも睡眠計測ってどうしてできるんでしょうか?しかもちゃんと計測できるのか?そんな疑問についてはこちらの記事を読んでください。
Fitbit versaはカテゴリーはフィットネストラッカーになるが、スマートウォッチにある機能も多く搭載している
Apple Watchの出来ること
次にApple Watchにしか出来ないこと
Apple Payでスマート決済
クレジットカードやSuicaといった交通系ICカードを登録しておけば、タッチするだけで決済出来る。
スマホを取り出すより腕時計の方が便利です。
また、Apple WatchはFelicaに対応しており、スマートウォッチはほとんどなく、日本での電子マネーを利用するにはApple Watchが一番利用場所が多いスマートウォッチになります。
スマートウォッチの電子決済の対応状況はこちらの記事で詳しくまとめています。
地図・ナビアプリ
間違いなく便利な機能。車載ナビより賢いのでとても便利です。
電話をかける・応答する
外出先で電話すると周りの人に聞こえてしまうので話せませんが、家だったらちょっと手が放せない状況でiPhoneが持てない場合はApple Watchは良いと思います。
但し、電話機能はGPS + セルラーモデルとなります。
またiPhoneと同じキャリアでないとApple Watchは契約できません。
しかも使えるキャリアはドコモ・au・ソフトバンクに限られます。
ドコモ・au・ソフトバンク以外のキャリア、格安SIMでiPhoneを使っている場合はApple Watchのセルラーモデルの契約はできないのです。
Apple Watchからカメラをリモート
タイマー機能でも撮影できますが、自分のタイミングで撮影できるのは便利です。
あれば絶対に使います。
豊富なアプリをインストール出来る!
Apple Watchの優れているところは豊富なアプリがあるところです。
ユーザーが必要なアプリをインストールする事が出来るのでとても拡張性が高いです。
ちょっと大げさに言うとスマホが腕時計になったと言うイメージです。
Apple Watchの安価版が登場
Apple Watch Series6の登場と同時に安価版Apple Watch SEが登場しました。
何が違うのか?
ざっくり言うと
- SEには血中酸素ウェルネスや電気心拍センサーがない。
- SEにはアルミニウムボディしかない。
- SEにはカラーもシルバー、スペースグレイ、ゴールドしかない。
- SEには常時表示のRetinaディスプレイがない。
- SEの価格は29,800円(税別)〜。6は、42,800(税別)〜
大きさも基本機能は同じなので使い勝手はほとんど変わりません。

これだけの機能を搭載して、3万円以下で購入できるのはかなりお買い得です。
Fitbitのラインナップともほぼ同じ価格帯で勝負できます。
「Fitbit Charge/versa」に出来ること
Fitbit ChargeとFitbit versaの違いとしては本体の大きさが違うことと、
Versaは300曲の音楽の保存と再生ができます。
最新機種Fitbit Versa3とSenseから音楽保存機能がなくなりました。
それ以外はほぼ同じ機能になります。
- 健康状態と心臓の状態をさらに詳しく知る
- 睡眠を自動的に記録
- 水泳にも対応
- プールでのタイム測定やシャワーを浴びることもできます。
- 一日中、消費カロリーを測定
と言うような、活動量データの管理に特化した計測は一通りでき、アプリの完成度も高いです。
< スペック比較表 >
※スマホの方は横にスクロール出来ます。
Apple Watch6 GPS 44mm | Fitbit Versa2 | Fitbit Charge4 | |
センサー | GPS、GLONASS、Galileo、QZSS 気圧高度計 光学式心拍センサー 進化した加速度センサー(最大32G) 進化したジャイロスコープ 環境光センサー 電気心拍センサー |
3 軸加速度計 3 軸ジャイロスコープ 光学式心拍数モニター 高度計 環境光センサー SpO2 センサー 振動モーター WiFi アンテナ (802.11b/g/n) NFC |
3 軸加速度計 光学式心拍数モニター 高度計 振動モーター 相対的 SpO2 センサー NFC |
耐水性能 | 50メートル | 50メートル | 50メートル |
GPS | 有 | 無 | 有 |
バッテリー駆動時間
(GPS使用時) |
最大18時間
(6時間) |
6日間以上 | 最大7日間
(5時間) |
価格 | 45,800〜 | 26,000 | 22,000 |
キャッシュレスの決済機能 | 有 | 有 | 有 |
合わせて読みたい
Fitbitの新機種Senseでストレス管理が出来るようになった
2020年10月からFitbitから新機種が発売されました。
人気のVersaシリーズの最新機種Versa 3。
Versa 2からの変更点としては
- GPS機能を搭載
- Googleアシスタントに対応(2020年後半対応予定)
となります。
それに加え、Versa 3の機能にマルチパス光学式心拍数センサー、EDAスキャンアプリ、皮膚温センサーを搭載したSenseが登場します。
ここでFitbitは新しい健康管理としてストレスの計測、通知、緩和へのサポートやアドバイスをしてくれます。
注意!Fitbitに出来ないこと(2020年7月訂正!)
Fitbit ChargeとFitbit versaの機能にキャッシュレス決済機能があります。
これは私も気になっていた機能です。
キャッシュレス決済というと改札を腕時計をかざすだけで通過できるというイメージです。
結論からいうとFitbitはまだSuicaは使えません。
日本ではFitbitのキャッシュレス機能 Fitbit Payは、NFC決済の電子マネーを搭載することができます。
しかし、NFC決済を搭載しても、おサイフケータイ(FeliCa)を搭載していない為、EdyやSuicaを使うことは出来ません。
Fitbit PayはSony Bank WALLETを利用することによりタッチ決済が使えるようになりました。
今はソニー銀行だけですが、これをきっかけにどんどん便利になっていきます。
まとめ
- 拡張性、電子決済機能なら「Apple Watch」
- バッテリー長時間・装着感・コスパなら「Fitbit Charge4」
- バッテリー長時間・画面が大、操作性が良い「Fitbit Versa」
- Fitbitの「Fitbit Versa3」+ストレス管理なら「Fitbit Sense」
健康に関する機能、計測としてはほぼ同じになります。
しかし、健康管理以外の機能(電子決済機能など)や拡張性を求めるなら「Apple Watch」になります。
純粋に活動量データの計測がしたいという方は、バッテリーが7日間持つ・装着感がコンパクト・コスパが良い、「Fitbit Charge4」が良いと思います。
Fitbitでも画面が大きく操作しやすく、見やすいのは「Fitbit versa」になります。
2020年7月よりFitbit Payが日本でも使えるようになりました。普段使いとしてもFitbitは便利になりました。
でもFelicaが使えるApple Watchは利用場所が多く、軍配が上がります。
時計店で働いている者です。
もうご存知でしたら失礼に当たると思いますが、Fitbit versa3とsinceには2021年1月頃からSuicaが導入される予定です!
ほかさん
コメントありがとうございます!
FitbitのSuica対応の情報、知りませんでした。
詳細情報がありましたら教えて頂きたいです!!
変換ミスでした。訂正→Sence