2020年6月、Sonosアプリがアップデートしました。
今までのSonosアプリが「Sonos S1 Controller」となり、新アプリが「Sonos S2」となります。つまりアプリが分離されました。分離されたことによって製品への対応も変わります。旧型製品ではS2に対応できない製品が出てきます。でも旧型製品は今後はSonos S1 Controllerでサポートされます。S2対応製品は、今後さらに新機能をサポートされることになります。
その中で、Sonos S2の新機能の全貌がまだはっきりしない部分が多いのですが、わかっている新機能の中でとても便利な機能がありましたので紹介します。
こんな方に読んでほしい Sonos S2の新機能が知りたい方
Sonosアプリのアップデートの概要を知りたい方
目次
SONOS S2アプリには対応製品がある!
SONOS S2を利用するには対応製品であることが必須となります。
対応製品は、
Play:1 | One(Gen2) | Sub(Gen1) |
Play:3 | One SL | Sub(Gen2) |
Play:5(Gen 2) | Beam | Sub(Gen3) |
Playbase | Amp | Arc |
Playbar | Port | Five |
Connect(Gen2) | Boost | |
ConnectAmp(Gen2) | Symfonisk | |
Oen(Gen1) | Move |
となります。
Sonosが日本で発売開始されたのは2018年です。つまり日本で発売されたSonos製品は全てS2対応となります。
私もS2へアップデートをしたところ、はじめにシステムの対応状況の確認が始まりました。もちろん問題なくS2のインストールは完了しました。
因みにS2へ対応していない製品を利用されている方は、SONOS S1 Controlという名称が変わったアプリを使用することになります。引き続き、バグ修正、セキュリティパッチ、音楽配信サービスは対応されます。しかし、同じ環境の中にS1対応製品とS2対応製品が混在しているとちょっと厄介のようです。別々にアプリで操作はできるのですが、S2アプリを利用するとS2非対応製品は一緒に鳴らすことが出来なくなるのです。
Sonosの新しい時代への転換期
今後、Arc、Sub Gen3、Fiveの新製品が予定されています。Sonosアプリ「S2」で新しい製品で新機能に対応していく為にも、古くなってしまった製品とは切り離すことが必要になったのですね。
- さらに新しい技術に対応した製品を楽しむ。
- 古くなったレガシー製品を大切に使っていく楽しみ。
Sonosが好きなユーザーにとって、新製品とレガシー製品の住み分けができて、また違った楽しみ方ができました。
これからS2対応製品が増えていく中、逆にレガシー製品を使っているユーザーには希少価値?マニアック感?みたいな優越感を持てる楽しみがあります。
日本には2018年から日本市場に参入したばかりなのであまりS2非対応のレガシー製品への影響は少ないと思います。
またSonosの製品リリースって多いですよね?
- 2019年6月 ホームオーディオハブ「Amp」発表
- 2019年9月 屋外用に設計された「Move」発表
- 2020年1月 イケアとのコラボ「SYMFONISK」
- 2020年6月 Sonosアプリ「S2」リリース
- 2020年7月予定 サウンドバー「Arc」発表
- 2020年秋予定 Five、Sub(Gen3)
日本でのストリーミングサービスの普及も進んでいるので、ネットワークスピーカーに特化したSonosは注目度が高いです。
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S2の主な変更点
今回のS2へのアップデートで変更点をみると、S1もバグ修正、セキュリティパッチ、音楽配信サービスのサポートは対応されるので安心です。
今後の新機能、新製品対応の為にもハード面で旧製品では対応できなくなってしまったのです。しかし、気になるのはS2の新機能とサービスです。まだ、これらの情報についてはまだ少ないです。
【S2新機能】グループ設定の保存
さて本題ですが今回のS2へのアップデートで、「グループ保存」が追加されました。
グループ保存って何?
この機能はSonosを3台以上利用する場合に使われます。
例えば、私の場合は
このような配置でSonosを利用しています。
BeamとOneを2台、Moveと全部でSonosが4台となります。この時のアプリでは
- ダイニングルーム One ペア・・・リビングにある2台でステレオで音楽を聴く
- テレビルーム Bea・・・テレビに接続したサラウンドスピーカー
- 書斎 Move・・・・2階の3部屋で移動しながら使用
というシステム構成になります。
この3つの構成を別々に操作しますが、テレビに繋がったBeamと同じリビングのOne2台を繋げてテレビの音を鳴らしたいという場合にはグループ設定で「テレビルーム」と「ダイニングルーム」を選択します。たったこれだけで一体となり同じ音を鳴らすことができます。
このようなシステムを指定することにより簡単に鳴らすスピーカーを決定することができます。これだけでも簡単なのですが、今回のS2ではこのシステムの指定をグループとして保存することが出来るようになりました。
ここで作成したグループを指定するだけで指定したスピーカーを鳴らすことができます。
グループ保存って、どう便利なの?
グループ保存って、スピーカーが増えれば増えるほど便利なんです。スピーカーはいろんな用途で使いたいです。テレビのサウンドもニュース番組などは単体のスピーカーでも良かったり、映画は部屋全体で楽しみたいとか、音楽番組はリビングとお風呂に入りながら聴きたいだとか。Sonosはこのようなたくさんのスピーカーを建物の中で電源コンセントだけあればどこでも配置出来るのが醍醐味です。
そんな建物や生活用途に合わせて構築したスピーカーを簡単にグループで保存出来るのはとても助かります。
Sonosのスピーカーが我が家にやってきて、変わったのはBGMをかけるようになったことです。
今まではJ-POPや海外のロックなどを聞いていましたが、ジャズやクラシックは聴きませんでした。しかし、Sonosがやってきて生活に音楽を添えるとなるとジャズやクラシックがとても良いんですよ。メッセージ性やアップテンポで気分をあげてくれるだけではなくて、低音から高音まで透き通るような音色の音楽がとても生活にゆとりを与えてくれます。
また良いスピーカーって、大音量でも音をしっかり出力してくれるものだと思っていましたが、それだけではなくて小さな音でもしっかりと音が届くというのが良いです、特にBGMとして使う場合は。その為にもスピーカーはたくさんあった方が良いです。家全体に配置して家中にBGMが流れてる生活はとても贅沢な時間です。
複数のスピーカーを快適に利用するのに、今回のS2アプリのグループ保存はとても便利な機能なのです。
アラームのグループ指定が出来たらもっと便利
我が家ではアラーム機能を良く使っています。
- 昼食のアラーム、夕食のアラーム
- 子供のオンライン授業の開始のチャイム
定刻時間を音で知らせてくれるというのはとても便利なんです。このアラームを今はリビングのOns 2台で鳴らしています。
これをできれば、リビングのOne 2台と2階のMoveでも鳴らしたいのです。予めグループ化しておけば出来るのですがリビングだけで音楽を聴きたい時もあるのでいちいち使い終わったらグループ化するのも面倒です。
そこでアラーム設定でグループ保存したグループを設定出来たらもっと便利だと思います。
っと、思ったら!
アラームだけ指定したスピーカーだけ鳴らす方法がありました。
見当違いのお答えだったら申し訳ないのですが、リビングのOne 2台と2階のMoveそれぞれに同じ時間で同じ音のアラームを設定するのはどうでしょう?
今テストしてみたところ、若干のラグは発生しますが。
複数回の設定や修正は少し面倒ですが、アプリで一括制御できるのはいいかと。#sonosjp pic.twitter.com/ytAPLxqyNs
— SONOS Japan User Group (@Sonos_JUG) June 23, 2020
まとめ
今回のSonosアプリのアップデートでS1とS2にアプリが分離し、旧製品(レガシー製品)と新製品でアプリの対応が変わりました。
S2となったアプリでの新機能としてグループ保存が追加され、スピーカーを複数(3台以上)利用しているユーザーには鳴らすスピーカーを操作するということがさらに楽になりました。
スピーカーを複数使うと更に音や操作性が良くなるのがSonosの特徴なのです。
S2のアップデートを皮切りにこれから新製品もどんどんリリースされていきます。
まだ日本市場に本格的に参入してからまもないSonosですが、今とても熱いメーカーです。これからのSonosに目が離せません!
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