糖尿病になったのでFitbitでカロリー・体重管理したらやめられない

ぞーさん

50歳手前のぞーさんです。

2024年正月早々に体調を崩してしまいました。

2年程前に血糖値が120を超え、Hb1cが7.3となり再検査となりました。再検査を受けたところ薬の投与は不要とのことであまりきにすることはありませんでした。糖尿病になると食事制限があり、とても大変そうです。自分だけではなく、妻もあからさまに嫌な顔をしました。糖質制限を考えると作る料理も面倒になるからです。でもこの時点では病院の先生からは運動をしなさいという程度だったので、私は食生活を改めることはしませんでした。そして今まで通りの生活を続けていると、2024年正月早々に体が悲鳴をあげることになりました。

こんな方に読んでほしい
  • 糖尿病の疑いがある方
  • 自分はまだ糖尿病ではないと認めていない方
  • 糖尿病は大したことがないと思っている方

胆嚢炎で入院

私はひどい腹痛と吐き気に襲われ、病院へ行ったところ胆嚢炎と診断され、即入院となりました。

実ば7年前に健康診断で胆嚢結石の指摘を受けていました。しかし、病院ではまだ9mmの大きさなので特にそのままで経過観察ということでした。痛みもなければ自覚症状もないため、気にすることはありませんでした。今思えば年齢は40歳ぐらいの時だったので徐々に体も代謝が悪くなってきて脂質を摂りすぎていたのかもしれません。それから8年が経過し食生活を見直さずにいたため、胆石を徐々に大きくなり胆嚢が詰まることとなってしまいました。

激しい腹痛と吐き気。胃腸炎だと思っていた

1月2日。実家に帰省し、昼食で寿司を食べました。その後、実家の周辺を散歩。この時は全くいつも通り。16時ごろ甥っ子たちとNintendoスイッチで桃太郎電鉄の世界版で遊んだりして、いつも通りの正月を過ごしていました。しかし、夜になるとジリジリするような腹痛は始まりました。体が冷えたのか?まさか昼に食べた寿司があたったか?なんとか耐えながら夕食に。この時はあまり喉が通りませんでした。だんだん気分が悪くなり、20時ごろに自宅に帰ることにしました。もうこの時点では吐き気があり、痛みも強くなってきて運転も辛かったです。夜もほとんど寝れず家にある胃腸薬を飲みましたが痛みは消えません。正月休みのため、病院もやっていないので翌日にメディカルセンターに行きました。そこではインフルやコロナの発熱患者で混雑していました。メディカルセンターでは大した検査もできないのでウィルス性の胃腸炎と診断を受け、薬をもらって帰りました。

が、一向に腹痛は治りません。食事はお粥をちょっとだけ食べる程度です。そしてお粥を二日間食べていたら少しずつ腹痛が和らぎました。この時はこれで回復すると思っていました。

突然の入院

新年初出勤の前日には腹痛も落ち着き食事も取れるようになりました。これで明日は出勤できそうだと、一安心。

出勤当日の朝は普通に食事をとることも出来ました。いつもなら自転車で通勤していますが、数日前は食事も摂れていなかったので車で出勤しました。若干の腹痛を気にしながら新年の挨拶等を済ませ、仕事を開始していました。ところが徐々にお腹が痛み始め、椅子に座った時の振動だけでお腹に痛みが走り、脂汗が出てきました。

ぞーさん

この時になんとなく普通の胃腸炎ではないような気がしてきました。

昼に仕事を早退して家から一番近い病院へ向かいました。たまたまその病院が総合病院だったのが幸運でした。

まずは内科を受診し検査をしました。CT→尿検査→血液検査→超音波という流れでした。

超音波の検査を始めるときに突然、看護士さんから

看護士さん

ご家族の方を呼ぶことを出来ますか?

ぞーさん

え?何故?

不安しかありませんでした。

そしてそこから、外科の検査へと移行。

ひとまず検査を一通り済ませ、待機。看護士さんに何かあったのかと聞いても「そんなおおごとではない」「先生から説明しますので」という回答。何かあることは明らかでした。

急遽、妻にも来てもらい先生からの説明を受けました。

内容は、

  • 胆のう炎を起こしている。
  • 胆のう結石が悪さをして胆汁を詰まらせているのでは。
  • 入院して炎症を抑えないといけない。
  • 炎症が治まったら、2,3ヶ月後に手術が必要となる。
  • 肝臓、胆のう、胆汁の説明
  • 糖尿病の指摘

ぞーさん

緊急入院、決定です!

冷静を装っていましたが頭の中はパニックです。

「病状のこと」「仕事のこと」「入院の準備のこと」「仕事の関係者へ連絡のこと」「家のこと」・・・・・・

事前に妻にも入院となることも伝えていなかったので何も準備が出来ていません。せめて入院になることだけでも教えてくれれば・・・・・。

この時点で17時を回り、大急ぎで入院手続きです。コロナ検査や書類関係、もうバタバタ。まるで現行犯逮捕です。

まずは胆嚢炎の炎症を抑える

入院したらまずは絶食です。食べ物だけでなく、水も飲んではダメ。

私の場合は5日間飲まず食わずでした。治療としては抗生剤の点滴だけ。何が辛いって、絶食が辛く食事の有難さを痛感しました。

今回、CTで検査したところ胆石が3個できていていました。大きさは2センチほど。それが胆汁を詰まらせ炎症して胆嚢が大きく破裂しそうなぐらいに大きくなっていました。

胆のうの役割

そもそも胆のうって何?って話ですが、

肝臓で作られた胆汁を貯めておくのが胆のう。胆汁は油物を食べた時に油を薄める役割をします。

今回は胆石が大きくなり胆のうで胆汁が詰まってしまって炎症を起こしてしまいました。胆石自体は出てていても悪さをしなければそのまま放置というのが一般的だそうです。私の場合はそれが悪さをしてしまったということです。

胆嚢結石はどうする?

では胆石はどうするのでしょうか。

手術で胆石を取り除くのでしょうか。答えはNo。

正解は、胆のう自体を切除します。

え?大丈夫なの?

胆のうは胆汁を貯めておくだけなので、胆のうがなくても胆汁は肝臓で作られます。ただし貯めておくことが出来ないので油物を食べると術後はお腹を下すようです。先生からは一年ぐらいは油物を控えてくださいと言われました。

ほっておいても良いがいつ炎症を再発するかわかりません。一度炎症を起こした人は60%の確率で再発するそうです。

私は即刻、切除の判断をしました。

ただし炎症が治まってから2,3ヶ月は切除することが出来ないようです。合併症を起こす可能性が高いからです。

糖尿病を真剣に考える

胆のうは方向性が決まりました。

次は糖尿病です。糖尿病といっても私は薬も飲んだことがないし、運動しなさいとしか今まで言われたことがありませんでした。症状もないので、あまり気にしていませんでした。

血糖値、ヘモグロビンA1cの推移

年齢血糖値Hb A1c
2675
2789
2880
30814.9
31844.9
32905.4
36118
371076.0
38886.3
39836.0
40855.8
41※946.2
42986.5
43926.3
441106.7
451106.6
461287.3
471187.3
48入院時1207.3
48退院後1086.6
※41歳の時に胆のう結石の指摘あり(9mm)

血糖値の基準値は73〜109mg/dl、Hb A1cの基準値は4.9〜6.0%となり、血糖値は随時変動し、Hb A1cは血糖値の2ヶ月平均と言われています。その為、Hb A1cの方が目安になります。

私の場合、30歳後半で既に基準値を超えてきています。原因は何なのか不明です。

退院後、まず始めたのは食事の見直しです。糖質や脂質を抑えます。米は玄米に変え、食事の量も腹八分目にしたり、食事の最初には野菜から食べ血糖値の上昇を抑えたり、などなど糖尿病の書籍を読んだりして食事を改めました。

入院時の体重は63キロ。身長は164センチなのでややお腹周りがぽちゃぽちゃしていました。退院時は4キロほど下がり59キロとなり、やはり絶食の影響だと思われます。しかし退院後も食生活を改めたことにより退院1ヶ月後の時点で57キロまで下がりました。食事改善以外にも歩いたり、ちょっとした筋トレもしましたが、明らかに体調も調子が良いです。

健康について見直す良いきっかけになった

48歳で胆嚢炎を起こし、糖尿病について真剣に考えることとなりました。

今回の入院がなければ恐らく今まで通りの食生活を繰り返し、50代、60代と続けていたと思います。糖尿病は初期の症状はないもののひどくなると失明や足の切断、脳梗塞など恐ろしい症状を引き起こす可能性がある怖い病気です。

そう考えると今回、健康について見直す良いきっかけになったと感じました。まだ子供も10歳です。後、少なくても20年は健康で家族と過ごしていきたいです。

そのためには食生活や適度の運動が必要なのです。

Fitbitでカロリー・体重管理。見える化で習慣になる。

今までFitbitで睡眠計測をしてきましたが、Fitbitではカロリー計測もできるんです。

正直、今までカロリー計測は全く使用していませんでした。

カロリー管理

Fitbitは歩数やサイクリング、ランニングとあらゆる活動量を自動的に計測してくれます。それらの活動量から消費カロリーを計算してくれます。

そして、Fitbitアプリでは摂取した食事を入力することによって、カロリーを計算してくれます。さらに炭水化物、脂肪、タンパク質も計測してくれます。

毎日、3食の食事を入力することは初めは正直面倒でした。しかし、継続することによって、辞められなくなるんです。日々のカロリー計測が可視化されることによって、ちょっと摂取量が多かったら明日は運動しようとか、食事のメニューを考えようという発想になってくるんです。

今更ですがFitbitの健康管理の素晴らしさに改めて気付かされました。

体重管理

Fitbitの計測に体重管理もあります。体重は今までほとんど変化もなかったのですが、今回食事管理をすることによって、体重がどんどん変化していきました。これによって食事管理の大切さも知ることができました。

体重もここ1ヶ月で3キロも落ちています。

BMIも自動計算してくれる

Fitbitアプリでは初期設定で自分の体重を入力します。

そうすることによって、日々の体重からBMIを表示してくれます。

退院後の食事の見直しによって日々体重が落ちていったのでとても役に立ちました。

BMIが21.2だったらまだ普通の範囲なので問題ないです。

keisan.casio.jpより

過度な減量は良くないですし、体力も落ちてしまいます。必要なカロリーは食事で摂取が必要です。

体重激減。運動よりも食事の見直し

今回、入院前の体重は63キロでした。そして2月20時点の体重は56.5キロです。6.5キロの減量となります。20代の頃の体重まで落ちたのですが、どんなことをして減量できたのかまとめました。

また食事制限をするとストレスが溜まります。空腹な時も辛いです。

しかし、糖質を抑えたいろんな食べ物が結構あることを知りましたので紹介します。

糖質は毒だと思う

まずは行ったのが飴、チョコレートの糖質のお菓子は全てやめました。私は家ではお酒も飲まないし太ってもいないし糖尿病になった原因はよくわからないのですが唯一考えられるのは甘いお菓子の摂取です。仕事中によく飴やチョコをよく食べていたのでそれが原因かと。

食事で気をつけたのは白米を玄米に変えました。

その他行ったのは

  • 食事の前に高カカオのチョコを食べる。
  • 野菜から食べる。
  • 白米を玄米に変える。
  • ごぼう、きのこの食物繊維のものを食べる。
  • 寝る前の2時間は食事をしない。
  • 食後のウォーキング。
  • 飲み物は白湯。
  • 腹八分目

ロッテ ZERO アイスケーキ

たまにのご褒美としてアイスを食べています。大丈夫なの?っと思いますが糖質がゼロなんです。私は退院後に久しぶりに食べたアイスがこれだったのでとても甘く感じたし普通のアイスのように感じました。妻が食べたところ、やはり普通のアイスと比べると甘さは抑えられているとの事でした。しかし、5日間絶食して退院したばかりの私にはとても贅沢なスイーツです。

このシリーズは最強です。

小腹が空いたら魚肉ソーセージ、バナナ

仕事中に小腹が空いたら今まではチョコレートを食べていましたが、今は間食は控えています。しかしどうしてもお腹が空いた時は魚肉ソーセージかバナナを食べます。どちらも常温保存できるので会社の机に忍ばせています。一口サイズのものよりも、このくらいのサイズ感の食べ物の方が食べ過ぎがないのでおすすめです。

まとめ

ポイント
  • 50歳を迎えるにあたり健康に考える良いきっかけになった
  • 変化をFitbitアプリで見える化する事で習慣化できる。
  • 100%制限ではなく息抜きも必要。

2024年早々、私の生活は一変しました。

食事制限、ダイエット、健康は意識していたものの真剣には取り組んでいなかったことに気づかされました。人間、痛い目に合わないと気がつかないものだと正直痛感しました。

今後、胆嚢切除の手術を控えていますがこの程度で済んだことについては良かったと思います。糖尿病をほっておくと取り返しがつかない病気になってしまいます。

そして生活習慣を変えることによって、こんなに変化が起こる事に驚きました。私の体重は20代の頃まで減り、体の調子がとても良いです。

体重が減ってきたことにより筋トレも始めました。自分の体に少しづつ自信がついてきて好きになってきました。便の調子もとても良いです。

食生活の見直し、健康の見直しは取り組んでみると想像以上に良い変化を感じることができます。

プロフィール

妻と7歳の息子と3人暮らしの44歳のぞーさんです。40過ぎて体力の衰え、睡眠不足に悩みスマートウォッチに出会いました。「健康の見える化」にFitbit Versaを使い始め1年。Fitbitの良さを発信しています。このブログでは「人生を楽しく・健康に暮らすためのスマートなモノ」をテーマにしています。みなさんにお役に立てるような情報を発信していきます。よろしくお願いします。