グレゴリーから2010年ごろに発売されていました自転車用バックパックの紹介です。
ディバックとは違い形が崩れず常にスタイリッシュなシルエットを保つことによりバック内の書類などが変形しないようになっています。
デザインもグレゴリーのアウトドアのイメージとは異なり都会的なリュック。
それ以降このタイプのリュックはグレゴリーから発売されておりません。
今ではとても希少価値な存在だと思います。

自転車用リュックとしての雨対策
このリュックはデイパックのカジュアルなデザインとは異なり都会的でスタイリッシュなデザインですが、自転車用バックパックとしての機能もしっかりとしています。
自転車用として必須なのが雨対策となります。このリュックは雨対策をしっかりされており、雨の侵入を完全に防ぎます。
素材はTPUターポリンと言うもので泥などの汚れは水拭きで拭けば簡単に落とすことが出来ます。
室内もチャックで閉じ、さらにそのTPUターポリン素材の蓋を被せるようになるので、二重構造で雨が侵入してくることはほとんどありません。

TPUターポリンとは
TPUターポリンってどんな素材なんでしょう?
まずTPUを調べてみると
熱可塑性ポリウレタン(TPU)は、機械的強度、ゴム弾性、耐摩耗性、耐屈曲性、耐油性などに優れ、熱可塑性を持つポリウレタン系樹脂の一種類である。技術的には、 熱可塑性エラストマーに属する、ウレタン結合を有するハードセグメントとソフトセグメントからなるブロック共重合体である。因みに、TSUという熱硬化性ウレタンエラストマーもある。
引用:Wikipediaより
科学的な素材で特徴としては
長所
- 高い耐摩耗性
- 引張強さ、引裂き強さ等の機械的強度が高い
- ゴム弾生・柔軟性に優れ、消音・防振効果が高い
- 高い耐衝撃性
- 環境に優しい材料でリサイクル性に優れている
短所
- 耐熱性が少し劣る(約80度)
リュックに使用するにはとっても特性を活かせる素材なのです。
で、ターポリンとはなに?
ターポリンとは「繊維の布を軟質の合成樹脂フィルムでサンドイッチした複合シートのこと」となります。
特徴としては、防炎性・耐久性に優れていて、足場のシートや車両幕、テーブルクロス、ロールスクリーンなどに使われています。
TPUは熱に弱いから、ターポリンで覆うことで耐熱性を補うことが出来るんだね。
このリュックのTPUターポリンはとても自転車用リュックに適した素材になります。
カラーバリエーションが豊か
色も5色揃っており、黒、白、赤、ポップなカリビアンブルー、ネイビーと色鮮やかなカラーバリエーションとなります。
白もリュックとしては珍しいカラーで目立つこと間違いなし!
白は汚れが目立つけど、このTPUターポリンの素材なら水拭きで拭き取れるから安心です。
斜め掛けバックとの違い
メッセンジャーバックと言うと斜め掛けが一般的ですが、こちらはリュックなので体にフィットし安定します。
自転車用バックとしては本格的なバックです。

背中面もクッション性があり、長時間背負っていても痛くなりません。
また、形が崩れないように背中面の中に硬い素材の板が入っていますが、切れ目が付いていて曲がるようになっているので、硬くしっかりしているけど背中にフィットするようになっています。
まとめ
今となっては入手出来ないバックであり、貴重な存在です。雨用に特化したリュックで毎日自転車通勤、通学の方にはとてもおすすめなリュックです。
グレゴリー好きの私としてはずっと持ち続けていたいバックになります。
しかし、雨の日の自転車通勤をしなくなったぞーさん。
めっきりこのリュックの出番がありません。
今では入手できないこのリュック。どうしても欲しいという方がいましたらこちの記事にコメント下さい。販売も検討します。
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