どうもぞーさんです。
ちょっと今回は今までとテイストが異なりテーマは「お墓」についてになります。
ぞーさんは44歳で二人兄弟の長男です。親は66歳で祖父母は他界してます。
ぞーさんの父親も長男で祖父母が亡くなった時に先祖のお墓をみることなりました。
先日、祖母の七回忌を迎える時にふと今後のことにちょっと考えてみました。
自分がお墓を引き継ぐというのはなんとなく想像していました。
しかし子供に引き継ぐとなると、ちょっとしっくりしないところがありました。
理由は、
- お墓が遠い
- ぞーさんの弟の子供の方がぞーさんの親に住まいが近いため、関係が密で、馴染んでおり、ぞーさんの息子が引き継ぐのが可愛そう。
- そもそも長男が引き継ぐものなのだろうか
こんな漠然と先々の不安を抱え、お墓について考えるようになりました。
実はお墓はとても身近な事なのです。
そして、ぞーさんはそんな不安を親に伝え、先祖のお墓があるお寺から移動することにしました。
今回は普段あまり考えないお墓について、引き継ぐ時の費用、維持の費用、どんなことをするのか等をまとめて、ぞーさん家はどういう決断をしたのかをまとめました。
こんな方に読んでほしい お墓の今後は不安な方
樹木葬ってどうなのか知りたい方
出来るだけ費用を押さえたい方
お墓にかかる費用とは
お墓の購入は一生で一度あるかないかという買い物です。
新規に購入する人もいれば先祖のお墓にはいるという方もいて、人それぞれです。
まず新規に建てるとお墓はいくらぐらいかかるのでしょうか?
新規にお墓を建てる
新規にお墓を建てるとどんな費用がかかるのでしょうか。
- 永代使用料
- 暮石代
- 管理費
1.永代使用料
永代使用料とは、墓地・霊園の土地を借りるためにかかる費用になります。
永代使用料は初期費用となります。
永代使用料の相場は
- 全国平均 約25万円〜30万円
- 関東圏(23区以外) 約50万円〜100万円
- 東京23区 約150万円〜200万円
2.暮石代
暮石代とはお墓を建てる際に暮石にかかる費用になります。
暮石代にかかる費用の全国平均は 約120万円〜175万円となります。
暮石代も地域差はありますが、約20万円前後となります。
それ以外に暮石代は以下の条件で費用が変わってきます。
- 文字の彫刻費用
- 暮石の使用量(大きさ)
- 暮石の石の種類
3.管理費
管理費とは、墓地・霊園に墓所を管理してもらうために定期的に支払う費用となります。
管理費は水道・電気・休憩所、トイレ、水汲み場、緑地の維持管理費用に使われます。支払い方法は毎年・数年分・数十年分があり様々となります。
管理費の相場は年間 3千円〜1万5千円となります。
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永代供養費、暮石費、管理費をまとめるとお墓にかかる費用は
全国平均で 約145万円〜205万円 となります。
関東圏ですと、約170万円〜275万円となります。
内容によって金額差がありますので、まずは見積もりをとって実際にかかる費用を確認することをおすすめします。
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先祖のお墓にはいる 納骨にかかる費用
昔から一般的なケースとして先祖代々のお墓にはいるパターンがあります。
しかし現代は核家族化が進み先祖代々のお墓に納骨するというのも少なくなってきています。
先祖代々のお墓に納骨する場合にかかる費用はどのくらいかかるのでしょうか。
- 納骨式のお布施
- 納骨式に必要な物品
- 会食費
- 彫刻料
1.納骨式のお布施
遺骨を納めるための納骨式を僧侶に法要していただきます。その納骨式にはお布施が必要となります。
お布施の相場 3万円〜5万円
お車代 約1万円
2.納骨式に必要な物品
納骨式に必要な物は、
線香、ロウソク、お供え物の果物やお酒となります。
これらの費用として約1万円ほどかかります。
3.会食費
四十九日法要で納骨式を行うのが一般的ですが、納骨式では会食を行うことが多いです。こちらの会食費用もかかります。
会食費 一人当たり 3千円〜1万円
4.彫刻料
お墓に埋葬される方の没年や戒名を、墓誌に彫刻する費用です。
彫刻料 約5万円
生前に墓誌に赤色で刻んでおいて、没後に白色に塗り直してもらうということもできます。出来るだけ生前に終活して準備しておくと良いですね。
納骨にかかる費用のまとめ
先祖代々のお墓にはいる場合の納骨にかかる費用は、10万円程度みておけば良いです。後は会食費は人数によって変りますが出席者で負担するようになるので、納骨費用としては押さえられます。
ただし、核家族化が進み先祖代々の土地から離れて暮らしているという方はほとんどです。なかなか先祖代々のお墓にはいるというケースは希となってきています。
お墓(納骨)の種類
亡くなるとお墓にはいるというイメージがありますが現代ではだいぶ形が変わってきています。理由としては核家族化、維持管理が難しい、跡継ぎがいない、費用がかけられないなど様々です。
まず、供養の方法はどのような方法があるのでしょうか。
お寺の暮石
こちらは一般的なお墓になります。
先祖代々のお墓にはいる場合もあれば新規に建てる場合があります。
しかしこの一般的な暮石の場合は費用の問題、管理の問題が出てきます。
永代供養費、暮石費、管理費をまとめるとお墓にかかる費用は
全国平均で 約145万円〜205万円 となります。
関東圏ですと、約170万円〜275万円となります。
樹木葬
樹木葬はコンパクトでシンプルな方法のお墓になります。
基本的には埋葬するだけの小さなスペースで済むので暮石のお墓よりも費用が安く抑えられます。
基本的な樹木葬はシンボルツリーを暮石の代わりにするお墓になります。
しかし、樹木葬と言っても形は様々です。
永代供養もあれば一定帰還後に合祀するタイプがある
樹木葬と言ってもシンボルツリーがないタイプがある
一人一人でお墓もあれば複数で埋葬できるお墓もある
費用としてはタイプによって大きく変りますが、基準としては70万円の費用がかかります。
納骨堂
ロッカー式
ロッカー型も現代のニーズから生まれた形になる方法になります。
費用が安い
宗派や宗旨が自由
生前から予約が出来る
管理期間に機嫌がある
ご遺骨を目の前に出すことが出来ない
ロッカー式納骨堂 費用相場 15万〜20万
管理費 1万円/年間
仏壇式
仏壇式納骨堂は仏壇とその下にご遺骨を納めるスペースがあるタイプの納骨堂です。
複数人のご遺骨を納められるので、複数人の区画販売がされている場合があり、家族代々で受け継いでいく方にはおすすめです。
仏壇式納骨堂 費用相場 30万円(3名程度 100万円)
機械式
機械式納骨堂は自動搬送式ともいわれる納骨堂になります。
専用の端末機械を操作することでお参り用のスペースに機械が自動でご遺骨を運んでくれます。24時間お参りが可能な納骨堂もあるので、日中のお参りが難しい場合にも安心です。
機械式納骨堂 費用相場 50万〜100万円
管理費 1万円/年間
位牌式
位牌式納骨堂は、御内仏様の周りにご位牌をおいていくタイプの納骨堂です。
ご遺骨の安置スペースは合同であることが多く、ご遺骨を目の前にしたお参りが出来ないという注意点があります。
位牌式納骨堂 費用相場 5万〜10万円
暮石式
暮石式納骨堂は納骨堂の屋内に暮石を建てるタイプの納骨堂になります。
屋内に小さめの暮石を建て、納骨堂の中でも費用は高額になります。
暮石式納骨堂 費用相場 100万円
納骨の種類 | 特徴 | 費用相場 |
ロッカー式 | ロッカー型の区画が集合 | 15〜20万 |
仏壇式 | 仏壇スペースがある | 30万円 |
機械式 | 駅近くで利便性が良い | 50〜100万 |
位牌式 | 遺骨へお参り出来ない | 5〜10万 |
暮石式 | 屋内で暮石を建てる | 100万円 |
散骨
散骨はご遺骨を細かく砕き粉末状にして山や海に撒く方法になります。
散骨が認められない場所があるので確認が必要
専門会社に代行を依頼する方法、合同散骨、家族で船を借りる方法がある
供養方法のイメージは湧きましたでしょうか?
供養の方法も様々です。人それぞれ状況は異なるため、生前から話をしたり準備をしておくことが大切です。
樹木葬を選んだ理由
ぞーさんの先祖は、お寺に供養して頂いている一般的な暮石です。
ぞーさんの祖父母もそのお墓に埋骨されています。
そして、ぞーさんの父親は長男 → ぞーさん長男 → ぞーさんの一人息子
という流れがあるので息子にそのお墓が引き継がれる可能性が高いです。
しかしそのお墓はちょっと離れたところにあるのと、ぞーさんの息子は母方の祖父母と近く(歩いて1分)母方に懐いています。逆にぞーさんの弟家族の方が実家に近く子供達も懐いています。
ぞーさんの息子が将来どこに住むかもわかりません。
そこでそのまま父親たちが先祖代々のお墓にはいるというイメージがピンとこないのを感じていました。
樹木葬を選んだ理由
ぞーさんが両親に相談するときには、樹木葬が良いと考えていて相談しました。樹木葬を選んだ理由は
- 暮石費用がかからない
- 納骨堂タイプだとちょっとお墓のイメージと違う
- 樹木葬はその土地、場所に眠っている感じがする
- 自然に囲まれ環境が良い
- 出来るだけ近いところが良い
漠然とそんなイメージを持って、相談しました。
そして、きっかけはぞーさんの息子たちが引き継いでいくことを考えると今のお寺のお墓だと場所や費用などの負担をかけてしまうということも伝えました。
両親の反応は良く、あまりお墓についてちゃんと話す機会もなかったので、良いきっかけづくりになりました。
話をすると問題点についても話題になりました。
それは先祖の遺骨の問題です。最近は墓じまいをする方も多いようです。しかし先祖の遺骨を私たちの代で終わりにするのも申し訳ないです。
そこで両親は遺骨を移すことも検討することにしました。
樹木葬墓地を探す
早速、近くの樹木葬をインターネットで調べると候補が2箇所出てきました。
それは住まいから車で20分圏内。駅からも近く遠い親戚も車で来ることが出来ます。
早速、電話で見学を予約して伺ってみました。
実際に2件、見学して「風の丘 樹木葬墓地」に決めました。
決め手は、
- 駅から近い
- 住職が近くにいて、お寺もある
- 永代供養付き区画がある
- 最大8名まで入れる区画がある
- とにかく自然豊かで環境が良い
- 新しく設備が整っている
- 先祖の遺骨も移せる
となります。
新しく区画を広げ建物を新しく建てられたばかりでした。建物もガラス張りとなっていて開放感があり、建物の中からも樹木葬を見ることが出来ます。
結果、風の丘で契約し先祖の遺骨もこちらに移すこととなりました。今回は8名まで入れる永代供養付き区画で契約しました。まだ人数に余裕があるため、親族がはいることが出来ます。
また、遺骨を移すときには役所に届け出が必要となります。先祖の遺骨を移すのに市役所に行きましたが、意外な先祖のルーツを知ることも出来ました。
また他の樹木葬を見学し、樹木葬でも色々あることを知りました。
選ばなかった場所は、
墓地の一角に公園の砂場ぐらいのスペースに埋葬し、ここに分けれていませんでした。そして50年ぐらい経つと土にかえりまた次の位牌を埋葬していく形です。
樹木葬でも様々なので、まずは実際に見学することをおすすめします。
まとめ
お墓の種類も様々です。
一般的な暮石、樹木葬、納骨堂、散骨
また、現代のニーズに合わせた新しい樹木葬や納骨堂。子供達に迷惑をかけたくないと希望する方が多いです。
納骨堂もまた種類があり、ロッカー式、仏壇式、機械式、位牌式、暮石式などがあります。この中でも費用をかけたくないという方は位牌式だと10万円で埋葬することも出来ます。
お墓の種類はたくさんありますが、一番重要なのはお墓にはいる方の意志が重要です。しかし亡くなってからでは本人の意志を確認することは出来ません。
そのため、健康なうちにお墓について家族に相談したり、自分で手配をしたりすることがとても重要なのです。
そうすることによって残された人にも迷惑をかけずに旅立つことが出来ます。
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